コラム

医院内装や土足のお話

2015年3月30日

 林歯科医院の診療エリアは壁も床も白一色で殺風景に感じられるかもしれません絵画や置物もありません。お洒落な歯科医院とは程遠いと思います。
 しかし、それらには理由があります。白一色なのは汚れが目立つからです。必然的に掃除を頻繁にしなければなりません。又、感染予防の観点から万が一、血の付いた針などが音もなく床に落ちても発見しやすいと思います。
 絵画や置物も改装前は飾っていましたが、毎日埃を取るのが大変でしたので置いていません。(もう一つの理由として先の震災の時、絵画などが揺れて危なかったからです。各診療室に一か所は倒れたり落ちたりする物がないエリアを作りたかったのです)

 

診療室も個室ごとに換気装置が付いていますから隣の患者さんの歯の削りカスなどが飛んでくることもありません。

 

院内は土足です。お年を召した方や、お体の不自由な方は靴の履き替えは御負担でしょうし、何より転倒の危険があります。(先にも述べましたが災害時に瓦礫の中をスリッパで歩く事は非常に危険です。誰もがすぐに靴に履き替えられるとは限らないと思います)

 

床は日に何度も掃除していますし靴底の汚れ取りマットの枚数を増やして対応しています。

 

医療機器などの専門的な設備のお話は次の機会にします。今回は患者さんやスタッフが安全で快適に過ごせるように行っている環境整備の一例をお話しました。

 

当院は厚生労働局の定める医療管理安全対策の施設基準に適合しています。

 

 

セラミック治療について

2015年3月20日

最近、様々なメディア上に歯科審美治療としてセラミック治療が紹介されています。何か新しい治療法のように思われるかもしれませんが、実は歴史は古いのです。クラウン(歯に被せる冠)とインレー(歯の詰め物)では歴史が違いますが、クラウンの開発は1800年代まで遡ります。先人たちが大変な試行錯誤を重ねて作り上げたものです。
林歯科医院ではセラミッククラウンは昭和40年初期から、セラミックインレーは20数年前から臨床に取り入れています。

 

大まかな製法は以下のとおりです。

 

・ 築盛法 セラミック泥を盛りながら焼き固めていく方法。
非常に繊細な技術が求められます。
・ キャスト法 セラミックを高温で液化させて鋳型に流し込む、
従来の金属の鋳造に近い方法。
・ プレス法 セラミックを高温で軟化させて圧をかけて鋳型に押し込む方法。
・ CAD.CAM法 セラミックのインゴット(塊)を機械で削り出していく方法。

 

林歯科医院では主に築盛法とプレス法(製品名e-max イーマックス)を選択しています。CAD.CAM法による人工ジルコニア(非常に硬いセラミックの一種) インレーは当院では扱っていません。

 

セラミック治療の肝は歯科医師は当然として熟練した技工士の技術です。そして口腔内に装着する時も熟達した歯科衛生士の手助けが必要不可欠です。

 

セラミックは種類も制作方法も様々な種類があり、まだまだ発達途上のものもあります。いずれの製作方法、種類、そしてセラミック治療自体にもメリット・デメリットがあります。場合によっては生体親和性の高い貴金属を使用した方法を選択した方が良い場合もあると思います。歯科医師とよく相談してお決めになられることをお勧めします。

医療安全管理対策について

2014年11月20日

当医院では歯科治療に係る医療安全管理対策について、下記の通り取り組んでいます

 

  • 医療安全管理、院内感染対策、医薬品業務手順等、医療安全対策に係る指針等の策定

 

  • 医療安全対策に係る研修の受講ならびに従業者への研修の実施

 

  • 安全で安心な歯科医療環境を提供するための装置、器具等を設置しています。

 設置装置等:AED、パルスオキシメーター、酸素、血圧計
       救急蘇生セット、歯科用吸引装置

 

  • 医療機器の洗浄・滅菌を徹底するなど、院内感染防止策を講じています。

 設置装置:オートクレーブ、消毒器、感染防止用ユニット

 

  • 当医院は、安全で安心できる歯科外来診療の環境整備について、厚生労働局の定める施設基準に適合し、「歯科外来環境体制加算」を算定しています。

 

 

 

 

口臭の90%以上は口の中の病気や汚れが原因です

2014年9月19日

口臭の90%以上は口の中の病気や汚れが原因です。口臭の原因となるにおい物質は、口の中の色々な細菌や、新陳代謝で剥がれ落ちた粘膜や細菌の死骸などのたんぱく質を分解して作られる揮発性硫黄化合物です。硫黄化合物は卵や魚・野菜の腐ったようなにおい。生ゴミのようなにおい。血なまぐさいにおいです。この様なにおいが口の中からするというのは、ご自身も周囲の人も気持ちの良いものではありません。しかし、ご自分の口臭のにおいに気が付いていない方が多くいらっしゃいます。
英語では口臭のことを“Bad breath”と表現します。そして口臭の強烈な人は“Dragon breath”と呼ばれ、周囲の人に嫌われます。

 

口臭の原因は大きく3つに分かれます
①病的な口臭
②生理的な口臭
③飲食物・嗜好品による口臭

 

《病的な口臭》
★口の病気や汚れによる口臭(90%以上)
・歯周病 (出血や排膿)
・舌の汚れ (多量の舌苔付着)
・唾液分泌の減少 (ストレス・緊張、薬の影響)
・歯や入れ歯の清掃不良
・むし歯(歯髄壊死、多数のむし歯)
★全身疾患による口臭
・耳鼻咽喉科系・呼吸器系
・消化器系・糖尿病や癌など(胃の病気が原因となることは少ない)

 

《生理的な口臭》
・起床時や空腹時、緊張時の口臭
・生理時の口臭(女性)、加齢による口臭

 

《飲食物・嗜好品による口臭》
・食品による口臭(ニラ・ネギ・ニンニクなど)
・たばこやアルコールによる口臭

 

口臭の強さの日内変動
口臭の強さは一日の内で変動がみられます。起床直後が最も高く、昼食前や夕食前などの空腹時にも高い値を示します。口臭が強くなる時間帯に人と会う予定がある場合は、軽く歯磨きをするとよいかもしれません。

 

口臭とストレスの関係
ストレスのある状態では唾液量が減少し、通常よりもネバネバした唾液が分泌されます。そのため、口の中に汚れや食べかすが残りやすくなり、口臭が発生しやすくなります。仕事などで疲れてくる夕方の時間帯も唾液量が減り口臭が出やすくなります。

 

口臭の治療
①口の中の検査
口臭の有無を判定し、歯周病やむし歯の状態、歯・舌・入れ歯の清掃状態、唾液量などを調べて治療法を決定します。

 

②歯周病の治療
歯周ポケットの深さ、歯肉からの出血、歯垢の付着状態、歯の動揺度などを検査し、歯周病の進行度を確認します。初期の場合は、歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルフロスを用いた清掃指導と歯石の除去を行います。重度の場合は、歯肉を剥離するフラップ手術や再生療法などを行います。

 

③唾液量の改善
唾液量が少ないことが口臭の原因となっている場合は、舌体操などの唾液の量を増やす運動を指導します。

 

口臭を予防するために・・・
①1日3回の歯磨きはもちろんのことですが、夜寝ている間に最も菌が増殖するので、特に夕食後の歯間ブラシ・歯磨きは念入りに行いましょう。入れ歯にも歯垢や歯石がたまります。必ず入れ歯もブラシで磨いて洗浄しましょう。起床時の舌みがきも口臭予防にとても効果的です。

 

②むし歯や歯周病などがあったら、すぐに治療を受けましょう。

 

③十分な睡眠とバランスのとれた食生活で規則正しい生活を送り、ストレスをためないように心がけましょう。

 

④口臭が気になったり、家族や周りの人から指摘を受けたら、歯科医院に相談してみましょう。

口臭について

2014年9月17日

私は歯科医師ですが実は友人や家族から口臭を指摘されたことがあります。
歯磨きは仕事柄きちんとしていましたし当然歯周病でもありません。
理由がわからず困りました。
当時、何週間も咳が止まらずに結核の検査などもしましたが原因がわからず
咳止めを飲みながら診療をしていました。
口臭の原因は花粉症でした。花粉症と言っても私の場合症状はくしゃみや鼻水が
でるのではなくアレルギー性の気管支炎、つまり咳として表れるものでした。
きちんとアレルギーの治療を受け炎症をなくすことで問題は解決しました。

 

口臭の90%は口の中の汚れや病気が原因とされていますから私のケースは
珍しいのかもしれません。そして幸いだったのは口臭を指摘してくれた家族や
友人がいたことです。
自身の口臭は自分ではわかりません。実際、私はわかりませんでした。
誰にでも多少の口臭は必ずあります。あまり神経質になる必要はないと
思いますが、職場や電車の中で強烈な口臭を放っている方に不快な経験を
された方は多いと思います。

 

 

「私って口臭する?」と聞ける人(対等な立場の方)がいらっしゃる方は一度
聞いてみると良いと思います。そして「ちょっとするね」と言われた方や
聞ける人がいない方は口臭治療をしている歯科医院に行かれることをお勧めします。

歯ぎしり・くいしばり

2014年6月18日

「歯がしみる」「歯が欠けた」と来院される方が多くいらっしゃいます。その原因は様々ですが、大きな要因の1つに「歯に加わる異常な力=歯ぎしり・くいしばり」が考えられます。

 

人生のつらい時期や仕事に追われたとき、私達はそのストレスを発散するために無意識に歯ぎしりやくいしばりをしています。ギリギリと音がするものやグッと噛み込むものと種類は様々ですが、上下の歯と歯が触れ合っているだけでそこには数10㎏〜数100㎏という力が加わっています。その異常な力によって歯が摩耗しエナメル質にヒビが入り剥がれ落ち、楔形に欠けてしまうことでしみやすく虫歯にもなりやすくなります。さらに被せ物が壊れたり歯根が割れて抜歯になる場合もあります。

 

「力」によるトラブルは、その過剰な力を減らさない限りどんな丈夫な治療も対処療法にすぎず、根本的な解決は望めません。100㎏以上ともいわれるこの力で連日ギリギリと揺さぶられては健康な歯だって耐えられません。歯科医師による治療だけでは歯を守ることはできないのです。

 

現代のストレス社会のなか、歯ぎしりやくいしばりは誰もがしていると思ってよいでしょう。しかし歯ぎしりやくいしばりは無意識に行われているため、ほとんどの患者さんは自分がしているという自覚がありません。したがって歯ぎしりやくいしばりの一番の対処方法は、まず「歯ぎしりやくいしばりがいかに大きな問題なのかを自覚して頂き、ご自分の無意識のクセに気づき、力をご自分でコントロールすること」 です。具体的な方法は「職場のデスク周りや家の色々な場所に「歯と歯と離そう」「力を抜いて」などと書いた付箋を貼り、それが目についたら意識的に歯の力を抜くこと」です。意識的にリラックスし力を抜くクセをつけること、これが歯ぎしりくいしばりを減らす一番の方法なのです。

 

歯ぎしりやくいしばりは夜中だけではありません。日中時間に追われて急いでいる時、何かに集中している時、グッと噛み込んでることはありませんか?日中の力のコントロールができるようになると、就寝中の歯ぎしりやくいしばりも減らすことができます。それでも重度の歯ぎしりやくいしばりのある方は夜間就寝中に歯に加わる力を分散させるマウスピースを装着していただくこともありますので、ご相談ください。

 

 

 

 

コラム欄開設しました

2014年6月16日

コラム欄を開設しました。

お知らせや気になる情報を随時更新してまいります。

宜しくお願い致します。

1 2