コラム

セラミック治療について

2015年3月20日

最近、様々なメディア上に歯科審美治療としてセラミック治療が紹介されています。何か新しい治療法のように思われるかもしれませんが、実は歴史は古いのです。クラウン(歯に被せる冠)とインレー(歯の詰め物)では歴史が違いますが、クラウンの開発は1800年代まで遡ります。先人たちが大変な試行錯誤を重ねて作り上げたものです。
林歯科医院ではセラミッククラウンは昭和40年初期から、セラミックインレーは20数年前から臨床に取り入れています。

 

大まかな製法は以下のとおりです。

 

・ 築盛法 セラミック泥を盛りながら焼き固めていく方法。
非常に繊細な技術が求められます。
・ キャスト法 セラミックを高温で液化させて鋳型に流し込む、
従来の金属の鋳造に近い方法。
・ プレス法 セラミックを高温で軟化させて圧をかけて鋳型に押し込む方法。
・ CAD.CAM法 セラミックのインゴット(塊)を機械で削り出していく方法。

 

林歯科医院では主に築盛法とプレス法(製品名e-max イーマックス)を選択しています。CAD.CAM法による人工ジルコニア(非常に硬いセラミックの一種) インレーは当院では扱っていません。

 

セラミック治療の肝は歯科医師は当然として熟練した技工士の技術です。そして口腔内に装着する時も熟達した歯科衛生士の手助けが必要不可欠です。

 

セラミックは種類も制作方法も様々な種類があり、まだまだ発達途上のものもあります。いずれの製作方法、種類、そしてセラミック治療自体にもメリット・デメリットがあります。場合によっては生体親和性の高い貴金属を使用した方法を選択した方が良い場合もあると思います。歯科医師とよく相談してお決めになられることをお勧めします。